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●好きを満たそう●

●好きを満たそう●

1~25題


■もっと切ない50のお題
提供元:http://www.w-mania.com/

001. 存在理由

誰に許されることもなく、ここにいる。
空を見上げて思うは、自分のことばかり。
愛されたいとか、抱きしめられたいとか、欲求は見ない振り。

他の者がいるから、私はいるのか。
それとも真逆。
他の者がいるから、必要に迫られる。

私というものの意味を……。


002. 箱庭の空

見えるものがすべてだと信じていた。
綺麗なものが好きだから、綺麗なものだけに囲まれていて
いらないものは皆、追い出した。

そして、私はひとりぼっち。

生あるものには死がつきまとい、
腐敗した亡骸はいつしか十字架を背負う。

あの日、薔薇を捧げにきた人が、異界の空を教えてくれなければ
今も私はひとりぼっち。
立つこともままならない箱庭の赤ん坊。


003. desire

いつまでも消えない劣等感は
あなたに近づくことさえ抑圧させる。
裸になってセックスに溺れてみても
消えるのは快楽に満たされた一瞬だけ、
服を着れば元通りの私となる。

それでも欲は尽きず、身を捧げては、
捨てられるの繰り返し。
いつまでも愛されないのは、自信をもてない自分のせい


004. 『望みなき恋』

わかっている

報われない気持ちだとは

わかっている

触れることさえ叶わないとは
頭の中では理知している

二次元とか、三次元とか、目に入らない

わかったつもりで、

恋する貴方を糧に、背理な妄想に耽る。


005. 消失点

鋭角な言葉によってズタズタにされた自尊心
黒い影は肥大しつづけ、私を食していく
痛みを与える好物だけは最後に残して
漸く心臓をぷちりと噛み潰す

弾けて飛んだ私の魂
破片さえ粉々に砕けて跡形もない


006. ナキガラ

捨てていった君の亡骸は
おもちゃのように動かない。

躰は再生されることなく、朽ちていく。
ここにあるのは君ではないと判っているのに
愛した気持ちが消えない。


007. 天の涯[はて]

失くしたかったものは地上の記憶。
今、死んで目覚めるかの如く、夢となって消えていく

私があそこで見たものは何だったのか、
絶望と孤独ばかりの悪夢のよう。

それでも生きていたのは、
循環される生命の根源の為せるものか。
ただ、廻って、廻る。

終わりに見えた天の涯は、始まりの扉と繋がっている。


008. せめて、ひとつきりの

望むものはたった一つきりの愛の形
終わることのない深い絆で結ばれた永遠の物語
手を離しても、行き場が遠く違っても
繋がっていると信じられる

あたたかで、ゆるやかな、あなたと共に歩む愛


009. Calling You.

逢えないのなら、せめて君の声だけ聞きたくて
コールする、だけど無反応

自分勝手、迷惑、我儘

解かっている不安に駆られつつ
またコール、コール、コール
応答がないと疎外されたと涙する
電話をかけなければ、決して味わうことのない感覚
だったのに、心は相手を責めはじめる

自分勝手、迷惑、我儘
声を聞きたい思いが先走り

もう寂しいのか、愛しているのか、解からない。


010. メランコリー

さようなら、さようなら、
あの頃には帰れない

あるのは手をつないだ記憶だけ
温もりはもう思いだせない

さようなら、さようなら、
逢うことはないけれど

あなたと出逢えて、私の運命は変わりました。


011. ひかり

幸せはすぐそこに浮かんでいるように見えた
永遠って言葉を何度も呟いていた
二人の終わりなんて見えなかったから

海の細波は私の心
流れる小舟にあなたを乗せて
静かに夢を揺らしている

弱さばかりが目立つ私を、あなたは愛してると云ってくれ
いつも大きな腕に、落ちそうな光は救われていた

涙を流しつづけても強くはなれないけれど
飽きるくらいに流しつづければ、あなたがいないと気付けるよ
「いつまでも君の傍で見守っている」
と云った優しい嘘に、永遠に騙されていたい

あなたのような暖かい夕陽が私を見ている
光の射すほうへ私を導くように……


012. この胸に巣食う希望を

闇に沈んだまま「ソレ」はある
決して浮き上がってはこないが、
確かに存在し、
思い出させては涙腺を刺激する

忘れ去ろうとしても支配される
もがくほど陵辱され、
僕を醜い生き物へと変えていく

自分にはソレをどうすることもできないくせに…


013. 迷路

情報の中で生きている私たちは、
提示される情報に従い歩かされる

正しい道だと口を動かすのはあちらのほう
嘘と誠が混在する
考えるのは私たちでいいはず
繰り出される言葉の数に惑わされ迷宮に嵌まらぬよう
耳は半分しか貸さない


014. "届かない"

流して、流して、言ノ葉ヲ
届け、届け、と祈ります。
待てど、待てど、便リハ無ク
毎夜、毎夜、心配しています。

幾ら書き綴っても、届かない私の想い…

けれども今、石の裏を引っくり返して見てしまったの、
届いているのに見過ごされている場面を

"届かない" のは あなたの心へ…ね。


015. もう二度と

繰り返さない、と口にしてしまうのは
何度もまた繰り返してしまうからでしょう?

もう二度と、と声にだしたとき、
あなたはもう二度目へと突入しかけている。


016. 片想い

怖気づくのが、あっという間に癖になる。
瞳はいつも追いかけっこの繰り返し、
見つめて目が合えば逃げてしまう。

あなたが輝いて見えるからこそ、私が小さくなる
本当はいつだって云いだしたい

『あなたが好きです』

この恋が叶うのなら、どんなに幸せなのだろう。


017. 囚われ

引っかかってしまった蜘蛛の糸。
もがくな、と忠告されても
滑稽にも躰を動かしてしまう。

憐れでも、醜くても、
からまって身動きが取れなくなるまで
懸命に生きたいと願う

最後まで私が私で有り続けるために。


018. イナイセカイ

貫こうとした信念を乱されるのは、もうお断り。
見ない振り、見ない振り
近寄らないよう遮断して、すぐに排除して
あなたの居ない世界を創りだす。


019. 赦し

生まれてきたことが罪ならば、私は誰に赦される?
私がどんなに人を赦そうとも、私の罪が消えない限り、私は誰にも赦されない。

ただ、解っているの。
私は自分に責められるのが、一番苦しいことを。


020. ただ果てなき夜の、

夢はあなたへと続く道標
今夜、眠りにつくときに甘い声を思いだす。
闇に浮かんだあなたは
いつも曖昧に微笑んで
優しい腕に抱いてくれた
幻と云われても、現実に勝ってしまう
あなたがいないから
朝陽は見過ごしてしまう
毎日は夜ばかりで埋め尽くされる


021. 蜃気楼

 僕が見た君は単なる幻覚ではないはずだった。
 どんなに君を想っても、触れられなければ意味がない、
 逢えなければ幻覚と同じだ。


022. 立ち枯れ

 枯れていく木々の姿態に、かつての癒しの色はない。
 魔魁の如く、別天地への門を開く。

 渡れ、渡れ、渡らんか。

 残りたければ冬へ備えろ、強き者だけ明日を行け。
 いつだって門は潜り抜けられる。


023. 還らぬひと

深い空が映しだすのは、魂を入れ込んだ星の煌き

「あの星になって君を見守るから」

と、云って死んだ人はどれくらいいるのだろう

見上げるたびに、
届かないと解るその距離に、
名前を呼んで連れ戻してしまう
ぬくもりばかりは此処にはないのに……


024. ココニイテ

逢いたいばかりが口癖で
いざ逢えば離れるのが惜しくなる
これ以上、我が儘は禁句


025. 十字架

胸に刺さった十字架を
無理やり引っこ抜いて
心臓を取り落とした。

報い、とはこういうことなのかい?



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